スカーフの復活
かえって斬新、暖かい
冬になると首元がとても寒くなりますものの、今ではネクタイが主流でスカーフを巻く方は殆どいません。今回は男性のスカーフ/マフラーのご紹介と、巻き方につきまして。
ただ、最近ではテレビなどでも男性のスカーフ着用をちょくちょく見かけるようになった気がします。ネクタイよりも新鮮に見え、豪奢な印象がありますから、軽いパーティなどにはもってこいです。
かなり使えます。なにしろ暖かいのです。冬のゴルフや外出などかなり重宝する上、意外にイヤミがありません。かなり実用的です。挑戦なさってみると、とても楽しめると思います。
それぞれの雰囲気
上記写真のような巻き方のできるものには三つあります。アスコットタイ、シルクマフラー、スカーフです。アスコット・タイは選択肢が狭くなりますが、スカーフだと婦人物からも探せますので選択肢が広がります。
アスコット・タイ
一般的なアスコット・タイです。本当は飾りピンで止めますが、使わなくても何とかなります。
婦人物スカーフ
婦人物の1辺1m,大判スカーフです。婦人物は色柄が鮮やか/豊富で柔らかい素材のものが多く有ります。
シルク・マフラー
これも一般的なシルク・マフラーです。肌に直接触れますから、シルクが最も心地よいかもしれません。
プレーン・ノットで結んだとき、最も胸元が大きくなるのが大判のスカーフです。逆に最も小さくなるのがアスコット・タイです。シャツはイタリアン・カラーが良く合いますが、極一般的な普通襟シャツで合わせてみました。
各々、形状や大きさは全く違いますが、似たような雰囲気で巻けてしまうのが不思議です。
男性のスカーフやマフラーの巻き方
1.
2.
3.A
3.B
1. まず大判のスカーフなら菱形において紐状に、マフラーは短辺を半分におります。アスコット・タイは最初から絞めやすい形になっています。
※ スカーフは斜めに巻くと、ネクタイの様に繊維方向が斜めになりますので、解きやすくなります。
2. 次に一番簡単なプレーン・ノットで絞めます。更に胸元にボリュームが欲しい場合には、セミウィンザーで結ぶと良くなります。
※ このとき、スカーフ/マフラーでは、ネクタイでいう大剣が「出来るだけ小さくなるように」結んでください。つまり前に来る方を小さく結びます。ネクタイの裏表がひっくり返ったようになります。アスコット・タイの場合は普通に結びます。
3. スカーフ/マフラーの場合には、3.Aのように、大きくなった小剣を喉の下から一度くぐらせます。その結果、Bのようになります。大きい小剣で結び目が隠れます。これでボリュームが出ます。
最後は、3.Bのように、のど元から少し下の部分、広がった場所の両端を、首周りに軽く押し込んで形を整えます。これでお仕舞です。
暖かくて見栄えが
これがネクタイ発生前の結び方と同じかどうかは分かりませんが、最も良く目にする結び方です。この結び方は極めて暖かく、今年の冬のように寒い時には重宝します。確かに喉を冷やさないという意味では抜群です。そのため、ジャケット着用のカジュアル、ゴルフや軽いパーティにはもってこいです。結婚式の二次会などにも良いかもしれません。
また、スカーフやマフラーは色柄も豊富で、鮮やかなものが多く有ります。ネクタイとはまた一風変わったシャツ, ジャケットとの組み合わせが楽しめます。またジャケットを脱いだ時の事を考えて、その下にベストなどを着込むのも面白いですね。工夫や組み合わせの余地がかなり広がります。
たった布切れ一枚のことではありますが、色々と楽しみの幅が広がりますね。