携帯が胸ポケットから入って…

携帯が胸ポケットから入って…

スーツやジャケットを着る方で、とかく困るのが携帯電話。突然鳴り出して心臓を止めそうになることもしばしばですが、慌てて携帯電話を取り出す時にも四苦八苦します。車の中で鳴り出したりした日には、なお慌てます。車中で携帯電話を使ってはならぬと分かっていればこそ、なお慌ててしまいます。

poster

内ポケットにいれればアンテナが引っかかって慌てて取り出そうとすればするほど出て来ません。ましてや携帯電話がポケットの中で横向きになっていればなお苦しいです。だからと言って、胸ポケットにいれれば膨らんでしまいます。腰ポケットに入れれば目立って仕方がありません。

そこで、これを解決する一つの手段を考え付いた方がいます。その方が考えた商品が、P4Pシステムと呼ばれる仕組みです。

これは携帯電話などを「胸ポケットに入れたのに腰ポケットから出てくる」ポケットの商品名です。胸ポケットから腰ポケットまで直通の穴が開いているわけではありません。胸ポケットに入れた物が腰の周辺、シルエットの崩れにくいところに留まる様にできているんです。

胸ポケット 腰 腰ポケット

文章で説明するのは難しいので写真を撮ってみました。右から胸ポケットから携帯電話を入れるところ、赤矢印は実際に携帯電話がしまわれるところ。最後は取り出す時です。真ん中の写真、赤矢印で分かると思うのですが、腰ポケットの中にはしまわれていない所が眼目です。

全身

もっともこれにも全く問題がないわけではありません。これはジャケット部分の比較的全体を撮影した物です。やはり右側の腰の部分が少し膨らんでいます。やはりジャケットは体のラインに沿って作りますから、何か物を入れるとどうしても膨らみが出てしまいます。この腰の膨らみを嫌う方もおりますので、完璧とは言えないわけです。

と、以前には書いていたのですけれど、P4Pポケットの取付位置や余裕の取り方で、この問題が解消できることを開発者の方に教えていただきました。まだ実際にその工夫を施したジャケットを作っていませんけれども、作り次第、写真で掲載したく思います。2004 09/21

しかし、胸ポケットや腰ポケットに入れた時のシルエットの崩れや、内ポケットに入れた時の取り出し難さを考えれば、やはりこれは一つの優れた解決方法とは言えるでしょう。考え付かれた方に感謝!。

2002-2004頃