当店と受注会の風景

四日市と丸の内

東京へお伺いするようになって恐らく今年で7年目です。場所も変わっており、渋谷、青山を経て現在は丸の内の東京国際フォーラムです。国際フォーラムで行うようになったのは2008年の9月からですから、今年でほぼ3年になります。

その7年、そういえば一度も展示会の風景をご紹介したことがありませんでした。店舗の写真もほとんどご紹介したことがありません。自己紹介をほとんどせずに今まで来たような感じです。そこで、今回は当店と展示会会場がどんなところなのか、そのご紹介です。

四日市

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当店の所在は四日市市の旧東海道沿いです。今でもそうなのかは分かりませんが、一定年齢以上の方は、まず間違いなく「公害の街」として通じます。昔は海は七色か赤色に染まっており、空は夏場になると光化学スモッグ警報が出たものでしたが、最近ではまず目にしなくなりました。

壁面の現物生地は常時、概ね150〜200着分あり、サンプルはシーズン毎に概ね30〜40冊揃えています。以前はもっと多かったのですが整理しました。構成は流動的で、現在(11/3/10)、常時確実に存在するものは 伊 Zegna, Loropiana, 英 Horrand & Sherry, Scabal、Dormeuil それに国産が中心になります。

この部屋がいわゆる「お店」部分です。直ぐ隣が作業場になっています。

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先日、相方である職人さん共々、生まれて初めてテレビに出ました。地元テレビ局の情報番組で、8分ほど紹介して頂きました。愛知,三重の広い範囲で視聴できる状態だったらしいのですが、…まさかここまで気恥ずかしいとは想像も出来ず、結局誰にも言えなかった始末です。8分の放送に8時間の取材で、何とも放送とは手間ひまの掛かるものと感心しました。

丸の内

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場所は東京国際フォーラムの会議室です。ここになったのは全くの偶然で、使っていた場所が工事で使えなくなり、急遽探した結果になります。そのためお客様から情報を頂いたりしたものの、半ば賭けのような状態でした。

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そのため、最初に訪れた時にはあっけにとられました。ここでするのかと!。駅のホームにあるような電光掲示板に当店の名前とスケジュールが出ます。大幅に何かを間違ったような気がしました。

ガラス張りで、天井も壁も船の肋骨のような意匠になっており、完全な吹き抜け。その吹き抜けを斜めに廊下がわたっています。東京の地理に明るくない上に、建築のことは良く分かりませんが、相当に凝った意匠です。

部屋はこのような雰囲気です。最終日の終了後、後片付け前の風景であるため扉周辺が暗いです、生地は概ね200着分前後、サンプルは30冊くらいを持ち込んでいます。609号室であることが多いので、部屋の奥にある抽象画も見慣れてきました。

とても便利で使いやすい場所なので、これからもここが利用できれば幸いです。

鬼頭商店さんのギロチン工場

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最後の写真です。四日市と東京を行き来する際、必ず名四国道(国道23号線)を通ります。その道中、地元ではとても有名な工場、鬼頭商店さんのギロチン工場の側を通ります。

有名ではあるのですが、何の工場であるのかは良く分かりません。きっと、ギロチンを使って何かをするか、ギロチンを作る工場です。…いや、何の関係もないのですが、つい。

2011.2.3